ニンニクの思い出
- 2013年08月30日
- ごじゃっぺ高座
学生時代、神楽坂の今はないカウンターだけの汚い赤ちょうちんへ行った。寒い冬の日の夜遅い時間。いつものように素足に下駄。若かったんだろうなあ。いっしょに行った同級生が驚いていた。店の親父は自分で酒を飲んでいてしゃっくりしていた。客は我々3人だけ。
変わったものを注文しようと、ニンニク焼きを頼んだ。まるでお芋を食べる感覚でペロッと食べた。がっついていたんだろうなあ。その後、3日ぐらいクラスの仲間から臭いと言われたっけ。
卒業して、これも今はない歌舞伎町のステーキホリタン。テレビではよく宣伝していた。今でもその歌のフレーズが蘇ってくる。カウンターで焼いてくれる。肉といっしょに副菜として小さくカットしたニンニクも焼いていた。そうか、これがうまさの秘密か、、、当時初めて知った。その後、医局食事会で、新宿駅近くのカウンターで焼くステーキ屋へみんなで行った。当時はそんな店が多かったようだ。助教授だった輩が、焼いている若い女性をみて、君大丈夫?なんて聞いていたっけ。そこでもニンニクを小さくカットして焼いていた。
先日、学芸大学駅近くのカウンターだけの小料理屋、「外海」へ行った時のこと。常連らしいアンちゃんがニンニクの丸焼きを注文していた。カウンター内の料理人が、火が通ってますかと聞いていた。生焼けと答えたら、また焼きだした。そのアンちゃんの食べっぷりをみて、学生時代の自分を思い出した。夜も遅い時間。ニンニク食べてどうするんだろう。今のニンニクは臭くないのかな。
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