長持ちしているペーパーナイフ
- 2013年08月09日
- ごじゃっぺ高座
普段パソコンや、書き物をする机の引き出しにペーパーナイフが入っている。買ったのは50年ぐらい前。兄がペーパーナイフを持っており、欲しくなり、オヤジが東京へ行った時の土産に買ってきてもらった。兄と同じような形を期待したが、なんだか海賊がもっているような代物で、どうもスマートじゃない。
これをずっと使い、上京し、家を離れるときもペーパーナイフもいっしょに持ってきた。これが真価を発揮したのは、学生時代の確か2年生になったばかりのとき。新入生オリエンテーションで、学生会作成のパンフレットを作った。当時コピーが珍しく、一枚40円だった。それを都内で一枚10円のコピー屋を見つけて、数千枚コピーをしてもらった。その表紙を作るとき、赤い大きな紙を買ってきて、それをパンフレットの大きさに切った。ところがハサミだとうまく切れない。人数分切るのに、私が下宿からペーパーナイフを持ってきた。大きな紙を折ってペーパーナイフで切った。これが綺麗に切れるのですよ。それを皆でホッチキスで止めてりっぱなパンフレットを作った。当時はみんな手作業。懐かしい思い出。
カレンダーの裏が白いと捨てずにペーパーナイフで小さく切ってメモ用紙に使っている。すぐ紙に書いて忘れないようにしている。月初めはいろんなカレンダーを小さく切った紙切れがたまり、重宝している。資源の有効活用か。
柄のところにレンズもついている。これも役に立っている。小さい字でもそれを使ってみる。ナイフの先でネジを回すこともある。私にとってみればサバイバルナイフみたいなもんだ。
都内で数千枚コピーした時、あまりの量の多さに、機械が故障してしまったとのこと。それも覚えている。
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