ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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ごじゃっぺ高座

先輩の訃報


大学1年生の時、文化祭の実行委員をやった。そのときの2年生の実行委員が先輩だった。生意気盛りの私は、この文化祭で落語会を開きたかった。当時は落語ブーム。その先輩が実行委員長に掛け合って校内で寄席を開くことが出来た。その後、落語研究会を正式発足するときに、その先輩も部員になってくれた。先輩は落語はせずにもっぱら裏方専門。

よくいっしょに飲みに行ったり、八丈島へ落語研究会で旅行もした。とにかく付き合いがよかった。学年が上がるにつれて、忙しくなり落語研究会活動にはあまり参加できなかったが、その分後輩が多く入ったので、クラブは存続できた。追い出しコンパも後輩たちとやったっけ。

卒業し、お互い忙しくなり、会わなくなった。東北地方の実家へ戻ったということを風の便りで聞いた。母校では同窓会会報を出している。その先輩が出身地の同窓会支部の集合写真に写っていた。懐かしくなり手紙を出したら、すぐ電話が来た。それから年賀状のやり取りが始まった。先輩の年賀状はその年の事件をしゃれて書いてある。見るのが楽しみだった。いつぞやは狂牛病のことが書いてあった。

その後私の子どもが母校に入り、卒業後、母校の大学病院に勤務したら同じ科にその先輩の御子息がいることがわかった。拙宅の子どももその御子息にはとても世話になった。不思議な縁を感じた。私がHPを開設したところ、子どもがご子息に言ったらしく、年賀状に「HP見ました。流石だね」と書いてあった。今年は年賀状が来なかった。そのご子息が退職して実家へ戻るという話を子どもから聞いた。はて、何でだろう。

体調を崩しており、子どもに医院を任せることになったらしい。まあ、元気になったら先輩と会いたいなと考えていた。先ごろ子どもから訃報連絡。年齢は私より一つ上。奥さんも同級生で学生時代からよく知っている。残念でならない。

よく世間では嘘であったほしいなんて表現を使うが、今の私がそう。

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