満座の前でのスケート大会
- 2013年02月15日
- ごじゃっぺ高座
小学校の時は校庭の半分くらいに、PTAが集まって、校庭を掘って盛り土をして、その中へ水を入れた。当時、オヤジがスケート場作りに参加して、その中から土器を拾ってきた。冬は自然に凍る。冬休み中は、確かどこかのひろい田圃に水を張って凍らせて、スケートをした記憶がある。中学は校庭に水を張ってスケートをした。昔は寒かったんだなあ。
スケートはもちろん下駄スケート。靴下の上から、下駄スケートを履いて紐でギリギリしばる。自分でしばるとどうも緩んじゃうんだなあ。それを当時の担任がしっかりと縛ってくれた。クラス全員下駄スケート。一人、東京から転向してきたヤツがいて、靴スケートだった。さすが東京人は違うと思った次第。ヤツの名前まで憶えている。今何してんだろう。
寒中休み開けに恒例のスケート大会があった。あのときの恥ずかしさは今でも覚えている。みんなの見ている前で、5人くらいでよーいドン。さっそうと私は飛び出した。こりゃ一位を狙えるなと思ったら、転んでしまった。これも想定内。すぐ起きて、滑り出したらまた転んだ。また起きたら、また転んだ。観客席から大爆笑。あれ、おかしいなあ。
それを見ていたほかのクラスの先生がスケート選手がはくタイツ姿で、スケートで飛び出してきて、私を後ろから抱っこしてゴールまで連れて行ってもらった。みんなが私を見ている。でも虫の知らせか、私も逆らわず、ずっと足を浮かして、先生にずっと抱っこしてもらった。結果的にはそれがよかったと思う。
ゴールについてホッとしてまた滑ったら、また転んだ。下駄スケートをよく見たら、スケートの先が曲がっていた。どうも最初に転んだ時に曲げたらしい。これでもし、その先生が私を運ぶ途中、私が重たいだろうと気を利かして氷にスケートを置いたら、二人で転んだと思う。
その先生は普段はおっかない顔をしてしゃべったことはなかったが、何だか親近感が湧いてきた。そんなこんなで、結果的にもうその下駄スケートはお釈迦にして靴スケートを買ってもらった。災い転じて何とやらか、、、
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