となりのトイレ
- 2011年12月02日
- ごじゃっぺ高座
小学校2年生頃の思い出。年に一度家族旅行で上京した。当時はホテルなんていうのは贅沢で庶民にはとても無理。定宿は歯科医師会館4階にあった宿泊施設。数部屋あったと思う。今の新歯科医師会館にはといってもかなり年数は経っているが、そのような施設はないだろう。
朝起きたら親父がいない。母親に聞いたらトイレとのこと。さっそく行ったら誰もいない。大きな声で父ちゃんといったら、二つ並んでいる大の便所から親父の声がした。さっそくドアをノックして、父ちゃんと言ったら、中からノックが聞こえ、部屋に戻れという親父の声がした。私もまたノックをして、父ちゃん、早く出てと何度もノックした。その度に中からノックが聞こえた。すぐ出るから部屋に戻れという親父の声。そのうちにジャーという水を流す音。親父が出て来たのは、隣のトイレだった。親父は手も洗わず、私の首根っこを押さえて部屋に戻ったのは言うまでもない。ようするに別人のトイレをノックしていたわけだ。中の人は落ち着かなかっただろうなあ。
今でもデパート、ホテルなどのトイレに入るとその当時を思い出す。
ホームページ開設おめでとう御座います。第35回矢島亭の成功をお祈り致します。
ありがとうございます。やっと返事の書き方がわかりました。お礼が遅くなりすみません。