子どもの残忍さ
- 2012年10月10日
- ごじゃっぺ高座
小さいころ、同じ年の子が近所にいたので、よく遊んだ。お寺が近くにあるので、そこへ行って遊んだと時のこと。おもちゃのピストルがあった。その子がそのピストルを持って、しばし見ていたら突然それで私の頭をたたいた。痛かったなあ。とっさにお腹を殴ってやった。それでその子がギャーと泣いて、そこの和尚さんに私が怒られた。他にも突然何かを持った時、私は叩かれ役。なんでそうするんだろう。でもその後、友情にヒビが入ったということはなく、お互いの結婚式に出席もした。
予備校に行っていた時、数学の教師が、電車のつり革につかまっていると、もし、突然、前に座っている人の頭をひっぱたいたら、どういう反応を示すだろうと考えてしまうと話してくれた。もちろん理性が働き、そんなことややらないが、、、私もその気持ちわかるなあ。いまでもそう思うことがある。でも近頃のニュースを見ると、実際、マトモな方がやってしまうんだなあ。
都内で暮らしていた時、神楽坂の白銀公園にまだ1歳くらいの長女をつれて遊びに行った。ベビーカーに乗せていたら、小さい子が寄って来て、スーと手を出してきた。長女の目の中に指を入れそうになり、とっさに手を払った。あまりのかわいさに人形と思ったのかしら、、、親ばかの書き方ですみません。その子は何の考えも無くやったんだろうな。またその公園で目を離したすきに、長女がよちよち歩きでブランコのほうへ突然向かって行った。子どもがブランコに乗っている。近くにいた若者がとっさに長女の頭を押し倒した。その上をブランコが通って行った。もちろん長女は号泣。私はその若者に最敬礼。
落語で子ほめという噺がある。生まれたばかりの子を褒める噺。その中に、寝ている子をみて、まるで人形みたいだ、お腹を押すとキューという、おい、止せよという場面。笑ってしまう。
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