洋式便所での検便
- 2012年06月27日
- ごじゃっぺ高座
大腸がん検診のための検便。いままでは診療室にある和式でやっていたが、昨年暮れに洋式に大改装。患者さんにはすこぶる評判はいいのだが、検便にはどうするんだろうと思っていた。先ごろ、検便キットが届いた。読むと、トイレットペーパーを水の上に置いて、その上に、同封してある特殊な紙を置き、その上に用をたすとか。尾籠な話で申し訳ないが、感想を、、、
水の上に紙が浮いており、その上に用をたした。普段ならそのままドブンと水の中に落ちるのだが、今日はむき出し。そう、いつもと臭いが違う。和式での検便の臭いだ。そのことを考え、ふと見たらドンドン沈んでいくではないか。焦ったよ。まるで底なし沼に入っていくようだ。急いで便を取った。注意書きにも書いてあったっけ。早く取れと、、、
養老たけしさんが以前テレビで言っていた。昭和の時代から変わったことが二つある。家で死ぬということが無くなった。それと他人のウンコを見ないということ。実家もその昔はドッポン便所。家族のウンコを見ながら育った。ハエがよくいたなあ。キンバエもいたっけ。それが水洗便所になったらめったにハエを見なくなった。木造校舎時代の小学校のトイレも今思えば汚かったなあ。でもそれが普通だったので当時は何とも思わなかった。それを肥やしに使ってリサイクル。回虫もいたっけ。そう、そっちの検便をよくやった。今は大腸がんだ。
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