かきとり
- 2014年08月25日
- ごじゃっぺ高座
上記のタイトルで何を想像するのか、まあ、人それぞれ。私は書きとりのこと。小学校低学年のことだったと思う。私の母校辰野西小学校では毎年すぐれた作文を書いた子どもたちをピックアップして文集を作った。私は初めてテレビで見たプロレスのことを書いた。載っちゃったよ。それからは受け狙いで意識して作文を書いたが、いつも落選。確か高学年の時、社会見学で長野市にある信濃毎日新聞本社を見学した。そのことを作文に書いたら、載ったなあ。そうそう、その作文でクラス内から批判がでた。おもしろくない輩がいて、今思い出すと微笑ましい。批判の内容も覚えているがこれはまたいつか、、、
さて、その文集には目次が最初に載る。タイトルとその下に名前。同じクラスのT君の書いた作文が載った。そのタイトルが上記。ひらがなのタイトルだったので、書きとりを想像した。そんなんで作文になるのかなあと、、、で、読んでみればいいのだが、そこは私の悪い癖で、読みもしないで放っておいた。他人の作文も読めばもっと文章力が上がったのかもしれない。どうもそういうところが今と変わらないんだなあ。猛省。
中学時代、部屋の方つけをしていたら、当時の文集が出てきた。目次を見たら、T君の名前があり、「かきとり」と、、、、「書きとり」で作文になるのかなあとまた思い出して、初めて読んでみた。「柿取り」のことだった。その楽しさ、苦労話が書かれてあり、面白かった。先入観は危険だなあ。
なんでそんなことを思い出したかというと、先ごろ圓生100席のCDの中から「能狂言」を聴いた。田舎大名が「能狂言」を見たいということで、何も知らない家来たちが「能狂言」の出来るものを探した。ドサ回りの落語家が知っていると嘘をつき、その家来たちに鳴り物の用意をさせる。その田舎侍は「なりもの」と聞いて、キュウリ、ナスかといって、、、まあ、そんなわけで「かきとり」を思い出したわけ。
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