縁を結ぶ
- 2013年10月19日
- ごじゃっぺ高座
10年近く寝たきりだった母親が他界した。90歳。最初は自分で食事が出来て家で介護。寝たきりのエリートコースを歩んだ母だった。大たい骨骨折、圧迫骨折等々。家のものは大変だったと思う。私は遠くに住んでいたので、介護は丸投げ。口は出さなかった。
老老介護になってきたので施設に預けた。8か月前から自分で食事が取れなくなり、病院へ移し、高カロリーの点滴。胃ろうは実家の兄も従兄弟の医者も薦めなかった。もともと矢島家は長命で、このまま点滴で100歳くらいまで長生きすると思っていた矢先だった。覚悟は出来ていたが、油断した。
実家の子どもたちは皆東京。拙宅の子供たちも東京で仕事。小さいころは実家でよく遊んだが、今は全員実家に集まるということは滅多にない。葬儀のときは何年ぶりかで実家へ全員集合。また久しく会ってなかった従兄弟たちも一同に集まった。また、私は実家を18歳の時から離れているので、隣組の方たちと会うのは数十年ぶり。隣組の方たちは私の顔を覚えているようだが、私は思い出せなかった。すぐ近所にあるお寺で葬儀。そこの住職は私の同級生。よく遊んだ仲。先代の住職もお元気で久しぶりに会えた。先代住職は通夜、火葬、本葬と全部出席して頂いた。母とは幼馴染でもあるし、実家とお寺とは特別の関係があるとか。
以前ある葬儀に出席したとき、上記のことを住職が話してくれた。やけに記憶に残っている。
沈んだ気持ちを兄の2才になる初孫が癒してくれた。実家家族にはたいへん世話になった。落ち着いたらゆっくり休んでほしい。
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