新刊本追加 なぜ、「かかりつけ歯科医」のいる人は長寿なのか?
- 2012年02月23日
- お知らせ
著者でもある星旦二首都大学東京教授は、一昨年開催された栃木県歯科医師会館落成記念公開講座の講師でもあった。私も聴いた市民対象の講演で、聴いているうちにどんどん引き込まれてきた。その著者がその時から言っているのが、上記のタイトルである。
本の内容では統計調査からかかりつけ歯科医を持っている方は長寿が多いということを証明している。またかかりつけ歯科医をもつ方の体験談等も載っている。ただ17人の体験談は少々長すぎる(笑)。口腔ケアのあり方で日本人の未来が変わると関係者等の座談会では、現在の歯科の状況、たとえば治療費が安すぎて、歯科医のボランティアに頼っているところがあることや、予防が保険に全く反映されてないなど、歯医者サイドからはよくぞ言ってくれたという内容がある。
私の経験からいうと、定期健診に通う患者さんは歯がよくて、むし歯になる暇がないという感じがある。反対に歯が欠けてもまだ痛くないからと歯医者に行かず、ようやく痛くなってから慌ててやってくる患者さんもいる。欠けた時点で来院すれば、数回の通院で終わるのに、痛みを伴って来院すると、回数が倍以上もかかり、費用もその分増える。お歳を召した方でも、入れ歯の手入れをして、定期的にチェックをしている方は健康が持続する。これはどこの歯医者に聞いても同じ答えが返ってくるだろう。
待合室に用意してあります。
コメントを残す