「待合室の手拭い」 春風亭一朝
- 2015年10月16日
- お知らせ
一ちょう懸命頑張ります。これが上記の落語家のキャッチフレーズ。
とにかく歯切れがよい。生まれ持った才能かしら。またNHK時代劇では役者に江戸言葉を教えている。正しいアクセント等も、、、テレビのテロップに一朝の名前が載る。奥様は有名な歌舞伎俳優の妹さん。また笛の名手。
一朝を最初に見たのは新橋第一ホテルで開かれた三遊亭小金馬の真打披露パーティ。もう30年以上も前の話。偶然にも隣の席だった。まあ、パアパアよくしゃべっていた。とにかく明るいという印象があった。小金馬と一朝は同じ修業をした仲間で、二人会を本牧亭でやっていた。そのとき、一朝のやった落語は「三枚起請」とにかく江戸っ子口調が秀逸。でもどこか志ん朝に似ていたなあ。やけにその威勢のいい口調が残った。
後年当寄席に呼んだ。披露パーティで隣の席だったという話をしたら、もちろん覚えているわけがない。そのときいっしょにやって来た弟子が、当時二つ目の一之輔。ほとんど記憶にないが、どこか違うなあとう感じが残った。その一之輔が23人飛び越えて真打昇進。すごい弟子を持ったもんだ。今やテレビ等で人気者。酒の入ったトーク番組でよく酔っぱらっていた。また見たいもんだ。
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