ごじゃっぺ高座 ごじゃっぺミーハー巡り
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「待合室シアター」 男はつらいよ 寅次郎紙風船


昭和56年12月29日公開 マドンナ 音無美紀子 岸本加代子 共演 小沢昭一 地井武男

「自分の死後、俺の女房を貰ってくれ」と仲間の常三郎に約束させられた寅さん。その女房の想いは果たして如何に、、、。

 テキヤである小沢昭一の妻を音無美紀子が演じている。今回はしっとりとした大人の作品である。余命短いとわかっている亭主の小沢昭一が寅次郎に「俺が死んだら、女房をもらってくれ」と頼む。亡くなる直前に女房の音無美紀子にも言ったようだ。

 葬儀を済ませ、音無美紀子が上京し、旅館で働く。とらやにやってきた。寅次郎と別れ際、亭主に何か言われたのかと聞かれ、まさか信じてはいないだろうと言われ、寅次郎も本気にしてないと答えた。それなら安心したと音無美紀子は答えるのだが、案外、本気にしていると答えてほしかったようだ。

 旅先せ知り合った家出娘の岸本加代子、旅館で「寅さん、今何を考えているの」「お前と同じことよ」と答えたら「寅さん、いやらしい」と答えるセリフ。同じセリフをマドンナ若尾文子の時にもいっていた。音無美紀子が「とらや」で自然と煙草を吸うシーン。テキヤの女房という演出か。

4月3日(火)~4月16日(月)まで待合室で放映中

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