優勝して大関昇進。正代は出身地でもあり熊本地震の被災地へ行ったそうだ。そのときの様子がテレビに映った。皆さん並んで色紙にサインを書いてもらっていた。ある場面で思わず笑ってしまった。お婆さんが正代に色紙を渡した。正代はお婆さんと笑いながらおしゃべり。その手を見て驚いた。なんと正代が色紙を包んであるビニールをはずしているではないか。まあ、その婆さん、あまり色紙にサインをもらったことが無いんだな。微笑ましい。
私も50回落語会を開いた。その都度演者に開演前に抽選会用の色紙を10枚書いてもらった。世話人の大吉屋文具店に色紙とマジックを注文。新しい色紙が届く。そこで色紙にサインを書いてもらう前、包んであるビニールを外してから演者に渡す。
私も人のことは言えない。50年近く前、ある駅で立川談志とバッタリ。サインしてもらおうと思ったが、書く紙が無く、兄の名刺を出して、その裏へ、、、そのとき談志は自分のポケットから名刺を出して裏へサラサラと書いてくれた。その名刺は今でも名刺ホルダーに入っている。参議院議員立川談志の名刺の裏に「親切だけが人を説得する 立川談志」、、、あまりにも達筆すぎて「親分だけが人を説得する」と読んでいた。正しい読み方は後年わかった。
到着時間が昼ごろなので、円盤餃子で有名な「満腹」 カーナビではしっかりと場所は載っていたが、実際チンプンカンプン。住宅地の中にあった。それと駐車場がない。やっと店を探して、出てきた若いカップルに駐車場の場所を聴いたら、いっしょに行こうと云われ、後をついていった。そのカップルが停めたコインパーキングが近くにあった。気持ちのいいカップルだ。なお、2000円以上食べると無料サービス券が店からもらえるとか。そのパーキングでちょっとした事件。これは後で書こう。
さて、店は並んでいたが、偶然カウンターに座れた。円盤餃子、30個、1500円。それを頼み、あとライスと注文したら、ご飯類はなく、餃子だけとのこと。あとは団子汁を頼んだ。客の中には円盤餃子を食しながらビール。それが基本スタイルみたい。三田佳子が主演しているNHKドラマ「すぐ死ぬんだから」の場面で長男の嫁が餃子を焼いていた。それが円盤餃子だった。まあ、小さめの餃子が30個。家人と食べた。団子汁一人前に大きな団子が二つ。それがご飯かな。味はまあ、なんと申しましょうか、、、、、人気店で次から次へ客。色紙もたくさん貼ってあった。2000円ちょっとだったので、駐車場のサービス券をもらい、コインパーキング。そこでちょっとしたトラブル。駐車券とサービス券を重ねて入れたら、100円との表示。おかしい。無料になるはずだ。取り消しを押したらサービス券だけ出てきて200円の表示。結局200円を払ったらバーが上がった。JRの自動改作のクセで重ねて入れたのがまずかった。トホホ。
古関祐而記念館。駐車場へ誘導している方がシルバーかな。皆さん親切。道を挟んで、大型バスも来ていた。中に入ったらコロナ対策で手指消毒と住所。それと館内は混んでいるので一階のロビーらしきところに番号札の付いた椅子が並べてあり、指示された番号の椅子に座った。前には大型テレビジョンがあり、前日の「エール」の番組を流していた。ほどなくして呼ばれ2階へ。古関裕而の資料等が展示。校歌もいくつか作ったようで、学校名と場所が展示してあった。福島県内が多いなあ。当たり前か。奥さんの金子さんはドラマでは三姉妹だが、実際は7人兄弟のようだ。それと新聞への投稿が趣味とか、、、この記念館は無料。
隣の音楽堂では無料フルートコンサート。一日に何度も披露しているとのこと。さっそく隣へ移動。広いホール。正面にパイプオルガン。場内はガラガラで一番前の真ん中に座ったら、係りの方から、フルートの飛沫が飛ぶので、もう少し後ろの席へと言われた。なるほどねえ。ピアノ伴奏でフルート。女性二人組。中年の方たちで、失礼ながら愛想がないなあ。古関裕而の曲を6曲披露。「船頭こいしや」「栄冠は君に輝く?」あとは知らない曲、、演奏は上手。どういった方たちだろう。
余計なことだが、開演前に係りの方がホールの説明。音響はすごいとか。それとパイプオルガンの自慢。デンマークから職人が来て作ったそうだ。聴き間違いかな。大田原市にあるハーモニーホールにも脇にパイプオルガンがある。けっこう各地にあるらしい。しかし稼働率は如何なもんだろう。お安くない品物。まあ、重ねて余計なことだが、、、
仕事柄どうも前かがみになるので、長年やっているとそれが固まってきてしまう。自分では背筋がちゃんとしていると思っていても他人から見るとどうも曲がっているようだ。職業病の一つかな。
以前都内で春風亭小朝独演会を聴きに行ったときのこと。シリーズの独演会であるとき、ゲストが山田五十鈴であった。落語の合間にゲストと対談。会場からの質問コーナーで、どうしていつもお綺麗なのかと、、、そのとき、山田五十鈴が答えた内容を今でもふと思い出す。
街中を歩くとき、ショーウインドウで自分の立ち姿を確認するという。こういった大物女優は田舎の道なんか歩かない。銀座界隈、あるいは都会の道を歩く。そのとき自分の立ち姿を確認するそうだ。
私もウォーキング中、大きなメガネ店の前を通る。自分の写った姿を見て愕然とすることがある。思わず背筋をピンとする。でも気が付けば楽な姿勢にもどっている。これじゃダメじゃん。