慣れとは不思議。
- 2019年03月18日
- ごじゃっぺ高座
何の仕事もそうだが油断禁物。今回はその方面ではない。別な意味で慣れてしまって感じなくなった話。
今の家を建ててもう32年。、ところどころにガタが来ていてちょこっと治して使っている。そのひとつがドアノブ。中のネジらしきものが錆びたのかどうか、スムーズに動かない。家の中のドアノブが同時におかしくなってきた。クレゴーゴーロクをドアノブにさして一時しのぎ。反対方向に動かせば使えないことはない。ということで、普段反対方向にドアノブを回して使っていた。
幾つかあるうちのひとつのドアノブが先日動かなくなってしまった。場所は従業員の洗面所ドア。洗面所を使い、出ようとしたらドアノブが固まってしまいドアが開かない。鍵のあるドアノブではない。ネジを外してドアノブを外したが、でっぱりがロックされたようで、ドアが開かない。さて困った。水道屋、鍵屋へ電話しても通じず、ふとこの家を建てた建築店の当時の現場監督を思い出し連絡。今は退職しているが、いろんな現場を手伝っている。近所にいるということで程なくしてやってきた。ドアは壊さず隙間から何かを入れて開けてくれた。これはもう寿命ということで、建具屋に連絡を取ってくれた。
2日後にやってきて、家じゅうのドアノブをチェック。いくつか新品と交換。その日の夜、都内で暮らしている子どもが帰って来た。ドアノブを開けて、新しくしたのかと聞かれた。不思議だなあ。なぜわかったんだろう。私は普段逆方向で開けていたので、それに慣れてしまっていた。たまに帰省する子どもは不自然さを感じながら使っていたようだ。それがスムーズに廻せたので変だと思ったんだろうなあ。新築当時と形は全く同じ。ピカピカ光っているドアノブ。
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