受付で前医の悪口明日わが身 №526
- 2013年03月30日
- ボヤキ川柳
他院から治らないとやってくる患者さん。受付で前の歯医者の悪口を言っている。あまり聞いてていい気分じゃないなあ。治療も治る時期というのがあり、千差万別。いつ治るか?今でしょうというのは予備校だが、身体は違う。
ある患者さんが治らないと言って当院へやってきた。治療したらすぐ治った。患者さんにしてみれば、ウチは名医と思うだろう。でもそろそろ治る時期に当院へやってきたわけだ。こんなことは歯医者ならすぐわかる。友人の医者と痛飲したとき、その医者も同じことを言っていた。
後医は名医という格言が我々業界にはある。スタートの治療はどこでも同じ方法。で、それで治らねば第二、第三の治療法になる。ところが治らないといって他院からやってきた。前医の治療法を聞きだし、当院では第二の治療法でやる。それですんなり治ることがある。もし、その患者さんが最初に当院へやってきたら、前医と同じ治療法をやっただろう。それで治らないといって他院へ行くかもね。
我々が患者さんの前で前医の治療批判はご法度。騒動の素になることがある。それを治すのが後医の仕事。
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